昨日のことです。
JR新秋津の駅で降りて、ダッシュでエスカレータを上ったときのこと。
丁度、同じ車両に乗っていた、どう見ても60代後半から70代にならんとしているご老人。
亡くなった私の祖父のように、眉毛が長く、好々爺の面立ち。
車両に乗っているときには、ハンチング帽をかぶり、白髪、長袖のシャツの上にダークグリーンの毛糸のベストを御召しになって、細かいチェックのズボン、足元はちょっとスポーティーなおしゃれな靴、私の10年後の姿を想像していました。
そのハンチング帽の方と、エスカレータのボトムで並んでスタートと相成りました。
最初は、先に行かせて、あとでまくろう、と余裕のスタート。
普段はまったり、ゆったり歩いている私ですが、目的のレッスンに向う時の私の歩みは、足が違います。
府中競馬場、第4コーナーを回って最終ストレッチに差し掛かったディープインパクトか、はたまた、全盛期の中野 浩一さんか。(こんなはず無い)
で、スタートは軽く駆け足だったのです。
だいたい、ご老人は、エスカレータに乗ったら、ふーと一息ついて、その場所に止まるものと、相場が決まっています。
このハンチング帽の方は、軽快な足取りで、エスカレーターを上り続けます。
「んっ、なかなか、やるな」と、心の中でつぶやく私。
まあ、途中で息切れするだろうな、と見くびっていたのは、ほんの数秒間。
ここから、ハンチングの方、順次、加速していきます。
こちらも負けじとギアを入れ替えます。
が、この方、あの、長いエスカレータを、ガンガン、上っていくではありませんか。
いままでこんなご老人、見たこと無い!!
息が荒くなってきたのは、こちらの方。こんなはずじゃない!
頂上が見えてきました。
「まあ、のぼりきったら、きっと一息つくだろう、それが、年配の方の常道。
そこが勝負どころ」
タカをくくっていた私に、再度、ガーンと頭を殴られるような驚きが襲いました。
なんと、その後老人、テッペンに着くなり、以前にも増して加速、改札に向けてダッシュ。疾走を始めたではありませんか。
両足が地面から離れ、スポーティーな靴の足裏がこちらにみえるくらい、短距離走での中間疾走の姿、美しい!
逃げるハンチング帽、それを追う気まぐれ。
スイカでの改札通り抜けは、一陣の風。タッチは百人一首のカルタを取る手に似て。
後を追う私を完全に振り切って、西武線に向うコーナーを回ったところで、
ハンチング帽は、人ごみにまぎれて後姿を見失いました。
完敗です!
良い子は、決してエスカレターで走ったりしないでくださいね。
ケガします。
心臓にも悪いです。
。。。年配の方に負けたときの心の傷も。。。。
JR新秋津の駅で降りて、ダッシュでエスカレータを上ったときのこと。
丁度、同じ車両に乗っていた、どう見ても60代後半から70代にならんとしているご老人。
亡くなった私の祖父のように、眉毛が長く、好々爺の面立ち。
車両に乗っているときには、ハンチング帽をかぶり、白髪、長袖のシャツの上にダークグリーンの毛糸のベストを御召しになって、細かいチェックのズボン、足元はちょっとスポーティーなおしゃれな靴、私の10年後の姿を想像していました。
そのハンチング帽の方と、エスカレータのボトムで並んでスタートと相成りました。
最初は、先に行かせて、あとでまくろう、と余裕のスタート。
普段はまったり、ゆったり歩いている私ですが、目的のレッスンに向う時の私の歩みは、足が違います。
府中競馬場、第4コーナーを回って最終ストレッチに差し掛かったディープインパクトか、はたまた、全盛期の中野 浩一さんか。(こんなはず無い)
で、スタートは軽く駆け足だったのです。
だいたい、ご老人は、エスカレータに乗ったら、ふーと一息ついて、その場所に止まるものと、相場が決まっています。
このハンチング帽の方は、軽快な足取りで、エスカレーターを上り続けます。
「んっ、なかなか、やるな」と、心の中でつぶやく私。
まあ、途中で息切れするだろうな、と見くびっていたのは、ほんの数秒間。
ここから、ハンチングの方、順次、加速していきます。
こちらも負けじとギアを入れ替えます。
が、この方、あの、長いエスカレータを、ガンガン、上っていくではありませんか。
いままでこんなご老人、見たこと無い!!
息が荒くなってきたのは、こちらの方。こんなはずじゃない!
頂上が見えてきました。
「まあ、のぼりきったら、きっと一息つくだろう、それが、年配の方の常道。
そこが勝負どころ」
タカをくくっていた私に、再度、ガーンと頭を殴られるような驚きが襲いました。
なんと、その後老人、テッペンに着くなり、以前にも増して加速、改札に向けてダッシュ。疾走を始めたではありませんか。
両足が地面から離れ、スポーティーな靴の足裏がこちらにみえるくらい、短距離走での中間疾走の姿、美しい!
逃げるハンチング帽、それを追う気まぐれ。
スイカでの改札通り抜けは、一陣の風。タッチは百人一首のカルタを取る手に似て。
後を追う私を完全に振り切って、西武線に向うコーナーを回ったところで、
ハンチング帽は、人ごみにまぎれて後姿を見失いました。
完敗です!
良い子は、決してエスカレターで走ったりしないでくださいね。
ケガします。
心臓にも悪いです。
。。。年配の方に負けたときの心の傷も。。。。